俺のうつ症状 その2「痩せる」
こんにちは。このサイトを立ち上げて、ようやく徐々にアクセスされるようになりました。
そこで、訪問される方が、どのようなキーワードを使って、このサイトに辿り着いたかを見ていたんですが、やっぱり目に付いたのは「痩せる」というキーワードでした。
コレ、俺は声を大にして言いたいです。うつ病で気分障害に匹敵して恐ろしいのが「痩せる」ことだと思います。厄介なのが、うつ病が回復したあとにも生活が明らかに悪くなります。
今回は痩せる点について詳しく書いておきたいと思います。意図しない減量とは本当に恐ろしい事です!
1.最もうつ病が酷かったときに痩せました。
「俺のうつ症状 その1」で書いた症状、ほとんど重なってるような重症の時期です。まだまだ他にも症状があって書き切れていないのです。。
んで、身体的な疲労もMAXだったときに勝手に痩せ始めました。
具体的にどういう風に痩せるかというと、食欲が激減するので朝、昼、夜と特に食べたいと感じません。空腹感も満腹感もありません。
食事を機械的にクチに運ぶと「?」が頭に点灯します。そして間もなく腹周りから痩せ始めます。
2.食べたくないから痩せ始めると・・・?
腹周りから痩せ始めます。少し腹が出ていたので丁度いいや!と思っていたんですが、かなり腹が凹んだら、次は顔です。あご周りですね。
コケて見えてきますので、俺がうつ病になっていると知らない人からも心配され始めます。
もちろん「運動でも始めたのですか?」と前向きに話し掛けてくるんですが、目が死んでますし徹夜が続いていたりするので、冗談にしか聞こえませんw。
俺は、コケてきた自分の顔が気になってマスクを着用し始めました。
3.体力的にダウンしました。
食べない、寝れないが2週間前後、続いた頃に、ついに職場で倒れてしまいました。
前兆として数回トイレで「大きい方」の最中に気絶してます汗。気が付くと「あれ?なんか変だなぁ」の違和感しかないのですが、スーツが破れていました汗。
んで、フロアに戻るんですが、そのとき、何とフロアのドアノブを回しながら、そのまま倒れ込んでしまいました。
休日だったので部下が1名のみのフロアです。特に怪我もなく立ち上がることが出来ましたが、顔が痩せてきた時期だったので、周りの目を気にしてしまう癖が付いていたせいか、倒れたけど目撃者が少なくて安心したのを覚えてます汗。
とりあえずソファーで横になってました。もちろん寝れないんですが。。
4.うつ病がやや回復してきたときに。
キレイ事を並べて退職、うつ病を治そうと思っていたんですが、痩せてしまったため基礎体力的なものがゴッソリ無くなってます。
100m離れているコンビニへ行くだけで息切れします。とても体力回復どころではありません。
黙って寝て過ごす日々ですが、不定愁訴(wikiへ)が連発します。
妻の収入と貯金があったため、仕事をせずに治療に専念する環境は整ってました。しかし、不定愁訴が連発して、とにかく混乱してしまい、何が悪いのか?が正しく理解できませんでした。
ずっと重症の風邪に似た症状です。全く治る気配がありません!一気に老人になった気分です。
5.回復期に入ると。まとめ。
退職してから半年は半日寝続けるような生活をしていたんですが、徐々に精神的な解放から、身体は少しずつ動くようになるんですが、不定愁訴は治まりません。
そして食欲が回復してくると、今度は体調が悪いまま一気に太り始めます。基礎体力が下がったまま、ずっと風邪気味な不定愁訴なのに、ちょっと美味しいモノを食べると太ります。とても困りました。
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うつ病の「痩せる」は、明らかに贅肉より筋肉(内臓機能も)が落ちる痩せ方と言えそうです。いかにも危険な痩せ方です。
不定愁訴がほとんど治らないのは、きっと病的に痩せたと同時に内臓にもダメージを負ったんだと考えられます。
基礎体力は非常にゆっくり回復できそうですが、内臓系は違います。何が起きているのか分からない。きっと調べても正常の範囲です。(当時の健康診断では異常なし!2016年8月現在も異常なし!)
心配なので内科、精神科にも相談したのですが「病気ではなく”老い”かも。うつ病からの不定愁訴は治りにく」と言われてます。
読者の皆さん、うつ病で痩せ始めた方は本当に注意してください。今すぐ原因になってるストレスを避けて休んでください。ご家族がうつ病で痩せ始めたら、強制的に休ませてあげてください。痩せるからラッキー!っていう類のモノじゃないです。筋肉と内臓が驚くほど弱まります。
うつ病からの不定愁訴は、治る気配が分かりにくく、むしろ「不定愁訴と付き合っていく」くらいの覚悟が要るかもしれません。手遅れになるまえに休む!ストレスから逃げる!
うつ病で痩せてしまうと、うつ病の良し悪しに関わらず、後の生活が大変になります!!