うつ病で死にたいと相談された時
こんにちは、管理人です。今回は重いテーマになります。
死にたいという件。
僕の場合は、うつ病がどんな状態であろうと死をイメージする事はありませんでした。
とにかくフラフラになりながら、仕事をやり遂げなきゃ誰かに迷惑が掛かる、自分で作った家族が悲しむことになる、だから倒れちゃダメだ、死んじゃったらダメだ!といった気持ちが強かったから、かもしれません。
ただし身体は正直なので倒れてしまいましたがね。。
死にたいと相談されて…。なんとか対応、思い留まらせる事に成功しました。
ある人脈から新しい知り合いが出来たんですが、まぁ、うつ病あるあるです。
「この人は、うつ病だ」
という空気をお互いに感じ取って、あまり盛り上がる話題ではないのですが、しばらくは「うつ病」トークで接触しておりました。
んで、相手が重症、僕が軽症だというのが伝わり合った頃に、お相手から
「死にたい」
と相談されました。。
必死の思いで、色々と考えながら応対し、何とか自殺を思い留まらせる事に成功しました。正直、、、。しんどかったです。
「死にたい」と言う人には「そんな簡単に人間は死なない」と言ってはダメです
誰かに「死にたい」と相談する人は、裏を返せば「死ぬ勇気がない」場合があります。
なので「そんな簡単に人間は死なないよ?」っていう現実を伝えるのは、死に対しての煽りになってしまいます。
死に対して背中を押してしまう、本人の気持ちを「死ぬ事」に整理してしまうので絶対に言わないでおきましょう。
後押しとまでは行かないまでも、本人が「本当に人は簡単に死なないのか?」などと新しいネガティブな疑問を持たせるのも危険です。
試されると困るし、死に対して考え直すとしても、結局は「死」へ向かっている考えは変わらないからです。
欲しいのは共感。欲しくないのは解決策。
「死にたい」という相談の目的は共感です。解決策ではありません。
「死にたい」と感じている人と会話してると解決策をどれだけ提案しても、全く納得してくれる事はないと気付きます。
でも、共感してあげると、とにかく涙を流して色々と吐き出してきます。
難しいのが、共感ばっかりだと、あまり会話が続かないところです汗。
なので僕が編み出したワザは「○○したけどダメだった。気持ち分かる」という受け答え。
解決策を提案しつつ、失敗して気持ちが落ち込んでる共感、どちらも相手に伝えることができます。
「早起きして運動して3食を採るとか、それが出来たら、うつ病は治ってるよね、僕は早起きが続かなくて挫折しました。余計に辛いから気持ちわかるよ」
などです。
相談された=頼られたから責任を持つ、は、間違い。対応が「重い」と感じられてダメです
うつ病になると、人間関係に敏感になったりします。
とにかく人の顔色を伺いながら、忖度の嵐に疲れて「うつ病」になる時代ですから、死にたいと相談されたから、ちゃんと責任を持って対応するのは、ちょっと違います。
死にたいという相談は、あくまで相談役しか望まれていません。
それ以上も以下も、とにかく「うつ病」の人間にとっては不快に感じるんですよね。
相手にされないのも哀しい、責任を持って行動されるのは重苦しい。
ワガママに感じますが、人間関係に疲れている場合も多いので求められる役割以下も以上も避けるようにしましょう。
以上3点になります。
死にたい、と、相談されたとき…。非常に重い内容なので慎重に構えてしまいそうですが、まずは落ち付いて、上記に書いてある事を思い出してください。そして、お相手が求めてることを探ってみてあげてください。
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