うつ病で痩せるのと、運動によるダイエットで痩せるのと、どちらも体験しました。その違い。

この記事を書いたのは２０１８年７月下旬です。皆さま暑中お見舞い申し上げます。

こんにちは。管理人です。

夏真っ盛りです。真っ盛りを超えて気象庁が災害だと発言しましたね。。

確かに３５度の気温と言われてもピンときませんし、３６度、３７度って、そら気温というより体温で使う数字だよね、、あっはは…。と、何だか呆れてしまいます。。

とはいえお日様には逆らえないので、逆らわずに何とか過ごすしかないんですけどね。

さて、体質的に夏場は体重減になる管理人なんですが、過去、うつ病でも痩せた経験があります。また、ダイエットでも痩せた事があります。なので、今日はその違いみたいなのを記事にしてみました。

うつ病では何キロ痩せたか定かじゃないですが、周りから指摘されるまで痩せました。

うつ病が発病したにも関わらず、仕事が俗人化していたため、なかなか休職や退職が出来ずにダラダラと続けてしまったところ、気分障害以外にも、身体的な症状が出始めました。

うつ病の序盤は、主に「不眠」。それを放置し続けると、今度は頻尿や意識障害に悩まされました。さらに放置してしまうと、今度は「極端な食欲不振」になります。全く食べる気が起きませんが、「食べないと死んでしまう…」と思い、無理にクチへ食べ物を運びました。無理やり食事してましたが食べる量は極端に少ないため、徐々に痩せます。ここが、うつ病としては末期症状だと思ってます。

スーツで使うベルトは、使っている穴では緩くなりますし、頬も窶れ（やつれ）てしまうため、周りからも心配されます。身体全体が縮むような痩せ方でした。筋肉も贅肉も、あと内臓も小さく小さくなるような感覚になります。

うつ病が治ってからは体重は戻りますが、筋肉が落ちてるので、贅肉だけで太ってしまいました。。

運動でのダイエットは過去１０キロ減量した経験があります。

うつ病になる前は、ブラック企業で働いてなかったため、平日に自由な時間が多く、太ってしまってからは体重減を目的としたダイエットを実施、１０キロほどの減量に成功した経験があります。

主に激しい筋トレと、ウォーキング、体調が良ければランニングで、３カ月で１０ｋｇほど落とせました。食事制限はなく、数年後には元に戻ってしまいますが、目立ったリバウンドは無かったです。

３カ月でダイエットを停止したのは、いわゆる「ダイエット中の停滞期」に入り、運動しても体重が減らなくなったのと、仕事も忙しくなって時間の確保が難しくなったためです。

うつ病と運動ダイエットの体重減、その違い１～食事～

うつ病で痩せたときは、特に印象的なのは「極端な食欲不振」です。空腹で食事するのではなく「食べないと死んでしまう」と感じて無理やり食事。空腹感も、満腹感も感じ取れないので、とりあえず高カロリーのものを食べて過ごしてました。嫁さんに痩せ方を心配されたため、例えばパンは、ただのパンじゃなくピザパンやマーガリン入りのパンを選ぶようにして、とにかく高カロリーの小食で済ませてました。

他方、運動によるダイエット。こちらは、とにかく強い空腹感との戦いでした。特に夜ですね…。ご褒美の深夜ラーメンも…。何度かやっちゃいましたｗ。とにかく強い空腹感、また、満腹感もありました。

運動することで代謝が上がり、筋肉や疲労の回復のため、本能的に強い食欲が出てきたんだと思われます。

なお…。余談ですが倒れるほど運動すると…。逆に食欲は無くなりますｗ。中学、高校時代の終日部活動の土日などは、あまり食べられなかったですねｗ。疲れて食べる気力が湧かなかったんでしょうけどねｗ

うつ病と運動ダイエットの体重減、その違い２～体調全般～

うつ病で痩せたときは、体調としてはどん底です。。

少し上記してますが、気分障害は当たり前で、不眠に意識障害、頻尿。。基本的な健康からは掛け離れてます。

不眠が続くと、夢と現実の区別が付かなくなります。夢でスケジュールを引いて、現実の世界では、そのデタラメなスケジュールに従い、上司やお客さんに間違いを指摘されて混乱することも。。

意識障害は、いわゆる「気絶」です。フッと意識が飛んで、気が付いたら少し焦ります。トイレで気絶してしまったり扉を開けながら気絶したりと…。打撲で済みましたが、頭を打ったら死んでしまう可能性もあるので危険だと感じました。頻尿は、常に残尿感との戦いで、膀胱が大きく膨らんだと感じるまえにトイレへ。普段の半分以下しか排尿できません。

運動によるダイエットの場合は、体調的にはバッチリです。なにより気持ちがスッキリしますよね！僕の場合は、特にスクワットが辛ければ辛いだけ、翌日のスッキリ感が増しましたｗ

もちろん、ちょっとした筋肉痛や、ダイエット中に軽い怪我、持病の痛風が悪化（※１）しちゃったりしますが、それを差し引いても、体調は確実に上がります。

※１：無酸素運動は、尿酸が作られる量が増えるため痛風が悪化する場合があります。

うつ病と運動ダイエットの体重減、その違い３～精神面～

うつ病との闘病で、痩せてしまうほど症状が悪化している時期の精神面は、言わずもがな最悪です。常に悲観的、無意味に気分が沈み続けますし、不幸な未来しか考えられなくなります。全ての喜怒哀楽が「哀」に変換されてしまいます。

子供が生まれても、生まれてくる子供の将来を悲観してしまいます。怒り狂っても、徐々に何だか涙が出てきます。そして楽しい事は「そんな事してられない。仕事がある、家事がある、子育てがある」と受け付けなくなります。

運動によるダイエット中の精神状態はバッチリでした。とにかくスッキリしますｗ！ただし、もともと運動嫌いなので、有酸素運動のような長時間の苦しみは…。テレビを見たり景色を見たりして誤魔化して続けましたｗ。筋トレは、見栄えが良くなるので楽しいと感じますよねｗ

上記しましたが、太もも全体が痛むくらいのスクワットは、翌朝のスッキリが強くて最高ですｗ。また、ダイエット効果が出てくると、当然ながら見栄えも良くなり、体重を見るのも嬉しくなり、服が緩くなるのも楽しめましたね。停滞期は…。翌朝のスッキリだけが楽しみでしたがｗ。個人的に感じるんですが、あの停滞期を乗り切るためには、おそらく運動好きにならないと無理だと感じます。

ホント、うつ病と運動ダイエットの痩せ方で最も違うのは「精神面」ですね。

繰り返しますが、うつ病で痩せ始めるのは危険な状態です！

うつ病の諸症状は、個人差があると思いますが、うつ病で無意識に痩せる状況は危険です。ただでさえ、うつ病で気分が落ち込んでいるのにプラスして「死ぬんじゃないか？という焦り」と戦わなければなりません。改善しなければ、痩せていく他の病気も疑うようになってしまいます。

そうなる前に治療するのが最善だと思いますが、うつ病と戦いながら仕事しなきゃならない場合もあると思いますので、そう簡単に何か治療するのは難しいかと思います。ですが、この「うつ病による体重減」だけは、本当に本当のドクターストップ、もう頑張る必要はなく、ただただ休むべきだと思います。早急に治療するように努めてください。